タックスプランニング2017年10月1日時点の法令に基づく出題です
2018年5月 FP2級学科 問40
決算書に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1貸借対照表の資産の部の合計額と負債の部の合計額は、必ず一致する。
- 2貸借対照表の純資産の部の合計額は、マイナスになることはない。
- 3損益計算書の営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の合計額を差し引いて算出する。
- 4損益計算書の税引前当期純利益の額は、経常利益の額に営業外損益の額を加減算して算出する。
正解と解説AI解説
正解 肢3
本問の論点
決算書のうち、貸借対照表と損益計算書の仕組みを問う問題である。貸借対照表で成り立つ等式と、損益計算書で利益が段階的に求められる流れを押さえているかが問われている。
正解の根拠
損益計算書では、売上高から売上原価を差し引いて売上総利益を求める。次に、売上総利益から販売費及び一般管理費の合計額を差し引いて営業利益を求める。したがって、営業利益の額は売上総利益の額から販売費及び一般管理費の合計額を差し引いて算出するとした肢3の記述は適切である。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:資産の部の合計額は、負債の部と純資産の部を合わせた合計額と一致する。負債の部だけとは一致しないので不適切。
肢2:損失が積み重なり、負債が資産を上回ると純資産の部の合計額はマイナスになることがある(債務超過)。必ずマイナスにならないとはいえないので不適切。
肢3:営業利益の求め方として正しいので適切。
肢4:税引前当期純利益は、経常利益に特別利益と特別損失を加減算して求める。営業外損益を加減算するのは、営業利益から経常利益を求める場面なので不適切。
一言まとめ
貸借対照表は「資産=負債+純資産」、損益計算書は「売上総利益→営業利益→経常利益→税引前当期純利益」の順に段階的に利益を求めると覚える。
一問一答各肢の正誤
×肢1貸借対照表の資産の部の合計額と負債の部の合計額は、必ず一致する。
資産の部の合計額は、負債の部と純資産の部を合わせた合計額と一致するのであり、負債の部だけの合計額とは一致しない。
×肢2貸借対照表の純資産の部の合計額は、マイナスになることはない。
純資産の部は、損失が積み重なって資産より負債が多くなると、合計額がマイナスになることがある。
○肢3損益計算書の営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の合計額を差し引いて算出する。
営業利益は、売上総利益から販売費及び一般管理費の合計額を差し引いて算出するので、記述のとおりである。
×肢4損益計算書の税引前当期純利益の額は、経常利益の額に営業外損益の額を加減算して算出する。
営業外損益は営業利益に加減算して経常利益を求める際に用いるものであり、税引前当期純利益は経常利益に特別損益を加減算して求める。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2018年5月 問40 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2017年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。