金融資産運用2021年4月1日時点の法令に基づく出題です
2021年9月 FP2級学科 問24
各種債券の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1早期償還条項が付いている株価指数連動債は、参照する株価指数の変動によって償還金額などが変動し、満期償還日よりも前に償還されたり償還金額が額面金額を下回ったりする可能性がある債券である。
- 2転換社債型新株予約権付社債は、発行時に決められた転換価額で株式に転換することができる権利が付いた債券である。
- 3デュアルカレンシー債は、購入代金の払込みおよび利払いの通貨と、償還される通貨が異なる債券である。
- 4ゼロ・クーポン債は、利子(クーポン)の支払いがなく、額面金額で発行され、額面金額よりも高い金額で償還される債券である。
正解と解説AI解説
正解 肢4
本問の論点
各種債券の一般的な商品性を問う問題です。株価指数連動債、転換社債型新株予約権付社債、デュアルカレンシー債、ゼロ・クーポン債の特徴を正しく押さえているかが論点です。
正解の根拠
ゼロ・クーポン債は利子の支払いがない債券で、額面金額より低い価格で割引発行され、満期に額面金額で償還されます。その差額が投資家の収益になります。額面金額で発行され、額面金額より高い金額で償還されるという記述は、発行価格の点で誤りです。よって、正解は肢4。
各肢の検討
肢1:適切。参照する株価指数の変動で償還金額が変わり、早期償還や額面割れの可能性があります。
肢2:適切。発行時に決められた転換価額で株式に転換できる権利が付いた債券です。
肢3:適切。払込みと利払いの通貨と、償還される通貨が異なる債券です。
肢4:不適切。ゼロ・クーポン債は額面金額より低い価格で発行されるため、記述は誤りです。
一言まとめ
ゼロ・クーポン債は利子がない代わりに、額面より安く買って額面で償還される、と覚えましょう。
一問一答各肢の正誤
○肢1早期償還条項が付いている株価指数連動債は、参照する株価指数の変動によって償還金額などが変動し、満期償還日よりも前に償還されたり償還金額が額面金額を下回ったりする可能性がある債券である。
早期償還条項付きの株価指数連動債は、指数の変動で償還金額が変わり、早期償還や元本割れの可能性がある。
○肢2転換社債型新株予約権付社債は、発行時に決められた転換価額で株式に転換することができる権利が付いた債券である。
転換社債型新株予約権付社債は、発行時に決められた転換価額で株式に転換できる権利が付いた債券である。
○肢3デュアルカレンシー債は、購入代金の払込みおよび利払いの通貨と、償還される通貨が異なる債券である。
デュアルカレンシー債は、払込みおよび利払いの通貨と、償還される通貨が異なる債券である。
×肢4ゼロ・クーポン債は、利子(クーポン)の支払いがなく、額面金額で発行され、額面金額よりも高い金額で償還される債券である。
ゼロ・クーポン債は利子の支払いがなく、額面より低い価格で割引発行され、額面金額で償還される債券である。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2021年9月 問24 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2021年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。