金融資産運用2021年4月1日時点の法令に基づく出題です
2021年9月 FP2級学科 問28
アセットアロケーションに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1アセットアロケーションとは、投資資金を複数の資産クラス(株式、債券および不動産等)に配分することである。
- 2アセットアロケーションを決める際に、外貨建ての金融商品は、為替の変動リスクやカントリーリスクなどもあるため、投資対象には含めない。
- 3各資産クラスの投資金額ではなくリスク量が同等になるように配分比率を調整するリスクパリティ運用(戦略)においては、特定の資産クラスのボラティリティが上昇した場合、当該資産を売却する。
- 4運用期間を通して、定められた各資産クラスの投資金額の配分比率を維持する方法の一つとして、値上がりした資産クラスを売却し、値下がりした資産クラスを購入するリバランスという方法がある。
正解と解説AI解説
正解 肢2
本問の論点
アセットアロケーションの意味、外貨建て商品の扱い、リスクパリティ運用、リバランスの内容を問う問題です。最も不適切な記述を選びます。
正解の根拠
アセットアロケーションは、投資資金を複数の資産クラスに配分することです。外貨建ての金融商品には為替の変動リスクやカントリーリスクがありますが、それらはリスクとして考慮する対象であり、投資対象に含めないと断定することはできません。肢2はこの断定が誤りです。よって、正解は肢2。
各肢の検討
肢1:投資資金を株式、債券、不動産等の複数の資産クラスに配分することであり、適切です。
肢2:外貨建て商品を投資対象に含めないと断定しており、不適切です。
肢3:リスク量を同等にするため、ボラティリティが上昇した資産は売却して配分を下げるので、適切です。
肢4:値上がりした資産クラスを売却し、値下がりした資産クラスを購入して配分比率を維持するリバランスであり、適切です。
一言まとめ
含めない、といった断定表現は誤りの手がかりになります。リバランスは値上がりを売り、値下がりを買うと覚えましょう。
一問一答各肢の正誤
○肢1アセットアロケーションとは、投資資金を複数の資産クラス(株式、債券および不動産等)に配分することである。
アセットアロケーションとは、投資資金を株式、債券、不動産等の複数の資産クラスに配分することである。
×肢2アセットアロケーションを決める際に、外貨建ての金融商品は、為替の変動リスクやカントリーリスクなどもあるため、投資対象には含めない。
外貨建ての金融商品にも為替リスクやカントリーリスクはあるが、それは考慮すべきリスクであり、投資対象から一律に除外するとは限らない。
○肢3各資産クラスの投資金額ではなくリスク量が同等になるように配分比率を調整するリスクパリティ運用(戦略)においては、特定の資産クラスのボラティリティが上昇した場合、当該資産を売却する。
リスクパリティ運用は各資産のリスク量を同等にするため、ボラティリティが上昇した資産は売却して配分を下げる。
○肢4運用期間を通して、定められた各資産クラスの投資金額の配分比率を維持する方法の一つとして、値上がりした資産クラスを売却し、値下がりした資産クラスを購入するリバランスという方法がある。
値上がりした資産クラスを売却し、値下がりした資産クラスを購入して、定めた配分比率を維持する方法がリバランスである。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2021年9月 問28 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2021年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。