リスク管理2021年10月1日時点の法令に基づく出題です
2022年5月 FP2級学科 問11
死亡保障を目的とする生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
- 1定期保険では、保険期間中に所定の支払事由が発生すると、死亡保険金や高度障害保険金が支払われるが、保険期間満了時に満期保険金は支払われない。
- 2終身保険では、保険料払込期間が有期払いの場合と終身払いの場合を比較すると、他の契約条件が同一であれば、年払いの1回当たりの払込保険料は終身払いの方が高い。
- 3特定(三大)疾病保障定期保険では、がん、急性心筋梗塞、脳卒中以外で被保険者が死亡した場合も死亡保険金が支払われる。
- 4変額保険(終身型)では、契約時に定めた保険金額(基本保険金額)が保証されており、運用実績にかかわらず、死亡保険金の額は基本保険金額を下回らない。
正解と解説AI解説
正解 肢2
本問の論点
定期保険、終身保険、特定(三大)疾病保障定期保険、変額保険(終身型)という死亡保障を目的とする生命保険の基本的な商品性を問う問題である。
正解の根拠
終身保険の保険料払込期間を有期払いにすると、終身払いより短い期間で保険料を払い終えることになる。他の契約条件が同一であれば、払込回数が少ない有期払いの方が1回当たりの払込保険料は高くなる。肢2は「終身払いの方が高い」としており、逆である。よって、正解は肢2。
各肢の検討
肢1:適切。定期保険は保険期間中の死亡・高度障害を保障し、満期保険金はない。
肢2:不適切。1回当たりの払込保険料は有期払いの方が高い。
肢3:適切。三大疾病以外の原因による死亡でも死亡保険金が支払われる。
肢4:適切。変額保険(終身型)の死亡保険金は基本保険金額が保証され、運用実績にかかわらずこれを下回らない。
一言まとめ
払込期間が短いほど1回の保険料は高い。変額保険は死亡保険金に最低保証があり、解約返戻金には最低保証がない、と区別する。
一問一答各肢の正誤
○肢1定期保険では、保険期間中に所定の支払事由が発生すると、死亡保険金や高度障害保険金が支払われるが、保険期間満了時に満期保険金は支払われない。
定期保険は保険期間中の死亡・高度障害を保障する保険であり、保険期間満了時に満期保険金は支払われない。
×肢2終身保険では、保険料払込期間が有期払いの場合と終身払いの場合を比較すると、他の契約条件が同一であれば、年払いの1回当たりの払込保険料は終身払いの方が高い。
有期払いは終身払いより短い期間で保険料を払い込むため、他の条件が同一なら1回当たりの払込保険料は有期払いの方が高い。
○肢3特定(三大)疾病保障定期保険では、がん、急性心筋梗塞、脳卒中以外で被保険者が死亡した場合も死亡保険金が支払われる。
特定(三大)疾病保障定期保険は、三大疾病以外の原因で被保険者が死亡した場合でも死亡保険金が支払われる。
○肢4変額保険(終身型)では、契約時に定めた保険金額(基本保険金額)が保証されており、運用実績にかかわらず、死亡保険金の額は基本保険金額を下回らない。
変額保険(終身型)は死亡保険金について基本保険金額が保証され、運用実績にかかわらずこれを下回らない。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2022年5月 問11 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2021年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。