金融資産運用2017年4月1日時点の法令に基づく出題です
2017年9月 FP2級学科 問22
上場投資信託(ETF)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1運用成果が、東証株価指数(TOPIX)などの株価指標や、金価格などの商品指標などに連動するように、投資信託委託会社によって運用されている。
- 2非上場の投資信託とは異なり、特定の基準価額等ではなく、取引所での売り手と買い手の需給によって決まる市場価格が取引価格となる。
- 3非上場の投資信託とは異なり、運用管理費用(信託報酬)は徴収されないが、売買の際には上場株式と同様に売買委託手数料がかかる。
- 4レバレッジ型指標に連動するETFは、原指標に連動するETFと比較すると運用成果の変動率が大きくなる。
正解と解説AI解説
正解 肢3
本問の論点
上場投資信託(ETF)の一般的な特徴を問う問題です。指標への連動、取引価格の決まり方、コスト、レバレッジ型の値動きの四点を確認します。最も不適切な記述を選びます。
正解の根拠
ETFは金融商品取引所に上場している投資信託であり、非上場の投資信託と同様に、保有している間は運用管理費用(信託報酬)が信託財産から差し引かれます。これに加えて、売買の際には上場株式と同様に売買委託手数料がかかります。信託報酬は徴収されないとする記述は誤りです。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:ETFは、TOPIXなどの株価指標や金価格などの商品指標に連動するよう運用されており、適切です。
肢2:ETFは基準価額ではなく、取引所での需給で決まる市場価格で売買されるため、適切です。
肢3:上記のとおり、信託報酬は徴収されるため、不適切です。
肢4:レバレッジ型指標に連動するETFは、原指標に連動するETFより運用成果の変動率が大きくなるため、適切です。
一言まとめ
ETFは「上場されている投資信託」。信託報酬もかかり、売買には委託手数料もかかると覚えます。
一問一答各肢の正誤
○肢1運用成果が、東証株価指数(TOPIX)などの株価指標や、金価格などの商品指標などに連動するように、投資信託委託会社によって運用されている。
ETFは、TOPIXなどの株価指標や金価格などの商品指標に連動するよう投資信託委託会社が運用しており、記述は適切である。
○肢2非上場の投資信託とは異なり、特定の基準価額等ではなく、取引所での売り手と買い手の需給によって決まる市場価格が取引価格となる。
ETFは取引所で売り手と買い手の需給により決まる市場価格で売買され、特定の基準価額で取引されるわけではない。
×肢3非上場の投資信託とは異なり、運用管理費用(信託報酬)は徴収されないが、売買の際には上場株式と同様に売買委託手数料がかかる。
ETFも投資信託であり運用管理費用(信託報酬)は徴収されるため、徴収されないとする記述は誤りである。
○肢4レバレッジ型指標に連動するETFは、原指標に連動するETFと比較すると運用成果の変動率が大きくなる。
レバレッジ型指標に連動するETFは、原指標に連動するETFと比べて運用成果の変動率が大きくなる。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2017年9月 問22 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2017年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。