FP2 / 2018年5月 / 問23公表解答どおり

金融資産運用2017年10月1日時点の法令に基づく出題です

2018年5月 FP2級学科 問23

固定利付債券(個人向け国債を除く)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 1市場金利の上昇は債券価格の上昇要因となり、市場金利の低下は債券価格の下落要因となる。
  2. 2国内景気が好況期で国内物価が継続的に上昇傾向にある局面では、債券価格は上昇する傾向がある。
  3. 3債券を償還日の直前に売却した場合、売却価格が額面価格を下回ることはない。
  4. 4債券の発行体の財務状況の悪化や経営不振などにより、償還や利払い等が履行されない可能性が高まると、当該債券の市場価格は下落する傾向がある。

正解と解説AI解説

正解 肢4

本問の論点

固定利付債券の価格変動要因を問う問題である。市場金利と債券価格の関係、景気・物価と金利の関係、償還日直前の価格、発行体の信用リスクと価格の関係を整理して判断する。

正解の根拠

債券の発行体の財務状況が悪化し、償還や利払いが履行されない可能性(信用リスク)が高まると、投資家はその債券を敬遠するため、市場価格は下落する傾向がある。肢4はこの内容と一致する。よって、正解は肢4。

各肢の検討

肢1:不適切。市場金利が上昇すると債券価格は下落し、低下すると上昇するため、関係が逆である。

肢2:不適切。好況で物価が継続的に上昇する局面では金利が上昇しやすく、債券価格は下落する傾向がある。

肢3:不適切。償還日直前でも発行体の信用状況が悪化していれば、売却価格が額面価格を下回ることはあり得る。

肢4:適切。信用リスクが高まると、債券の市場価格は下落する傾向がある。

一言まとめ

「金利上昇は価格下落」「景気過熱は金利上昇で価格下落」「信用不安は価格下落」の三点で覚える。

一問一答各肢の正誤

  1. ×肢1市場金利の上昇は債券価格の上昇要因となり、市場金利の低下は債券価格の下落要因となる。

    市場金利が上昇すると債券価格は下落し、低下すると上昇するため、金利と価格の関係を逆に述べている。

  2. ×肢2国内景気が好況期で国内物価が継続的に上昇傾向にある局面では、債券価格は上昇する傾向がある。

    好況で物価が継続的に上昇する局面では金利が上昇しやすく、債券価格は下落する傾向がある。

  3. ×肢3債券を償還日の直前に売却した場合、売却価格が額面価格を下回ることはない。

    償還日直前でも発行体の信用状況が悪化していれば、売却価格が額面価格を下回ることはあり得る。

  4. ○肢4債券の発行体の財務状況の悪化や経営不振などにより、償還や利払い等が履行されない可能性が高まると、当該債券の市場価格は下落する傾向がある。

    発行体の財務悪化などで償還や利払いが履行されない可能性が高まると、債券の市場価格は下落する傾向がある。

出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2018年5月 問23 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。

解説は2017年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。

出典:問題と正解は日本FP協会・金融財政事情研究会の2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験を加工して作成しています(各問のページに個別の出典を記載)。 本サイトは非公式の学習サイトであり、両団体が提供するものではありません。

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