金融資産運用2017年10月1日時点の法令に基づく出題です
2018年5月 FP2級学科 問25
株式の投資指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1PERは、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す投資指標である。
- 2PBRは、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す投資指標であり、これが1倍を下回ると、理論上、株価は解散価値を下回っていることを示す。
- 3ROEは、自己資本に対する当期純利益の割合を示す投資指標であり、これが低いほど、会社が自己資本を活用して効率よく利益を上げていることを示す。
- 4配当性向は、当期純利益に対する年間配当金の割合を示す投資指標であり、これが高いほど、株主への利益の還元率が高いことを示す。
正解と解説AI解説
正解 肢3
本問の論点
株式の代表的な投資指標(PER、PBR、ROE、配当性向)の意味を正しく理解しているかを問う問題である。「高いほど良い」「低いほど良い」といった読み方の方向を取り違えないことが重要である。
正解の根拠
ROEは自己資本に対する当期純利益の割合であり、数値が高いほど、会社が自己資本を活用して効率よく利益を上げていることを示す。「低いほど効率がよい」とする肢3は逆の説明になっており、誤りである。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:適切。PERは株価を1株当たり当期純利益で割った倍率であり、記述は正しい。
肢2:適切。PBRは株価を1株当たり純資産で割った倍率で、1倍を下回ると理論上は解散価値を下回る水準にある。
肢3:不適切。ROEは高いほど効率よく利益を上げていることを示す。
肢4:適切。配当性向は当期純利益に対する年間配当金の割合で、高いほど利益の還元率が高い。
一言まとめ
ROEは高いほど資本効率が良く、PER・PBRは低いほど割安と判断する目安になると覚える。
一問一答各肢の正誤
○肢1PERは、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す投資指標である。
PERは株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す投資指標であり、記述は正しい。
○肢2PBRは、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す投資指標であり、これが1倍を下回ると、理論上、株価は解散価値を下回っていることを示す。
PBRは株価が1株当たり純資産の何倍かを示し、1倍を下回ると理論上は株価が解散価値を下回る。
×肢3ROEは、自己資本に対する当期純利益の割合を示す投資指標であり、これが低いほど、会社が自己資本を活用して効率よく利益を上げていることを示す。
ROEは高いほど自己資本を活用して効率よく利益を上げていることを示すため、低いほど効率がよいとする記述は逆である。
○肢4配当性向は、当期純利益に対する年間配当金の割合を示す投資指標であり、これが高いほど、株主への利益の還元率が高いことを示す。
配当性向は当期純利益に対する年間配当金の割合であり、高いほど株主への利益の還元率が高い。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2018年5月 問25 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2017年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。