金融資産運用2018年10月1日時点の法令に基づく出題です
2019年1月 FP2級学科 問28
アセットアロケーション等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1アセットアロケーションは、さまざまなリスクを低減しつつ安定したリターンを目指すために、投資資金を複数の資産クラス(国内外の株式、債券、不動産等)に配分することである。
- 2現代ポートフォリオ理論の一般的な考え方によれば、運用の成果に与える影響は、資産クラスの配分比率よりも個別銘柄の選択や売買のタイミング等の方が大きいとされている。
- 3運用期間を通して定められた資産クラスの金額の配分比率を維持する方法の一つとして、値上がりした資産クラスを売却し、値下がりした資産クラスを購入するリバランスという方法がある。
- 4資産クラスの金額ではなくリスク量が同等になるように配分比率を決める運用においては、特定の資産クラスのボラティリティが上昇した場合、当該資産を売却する方法がある。
正解と解説AI解説
正解 肢2
本問の論点
アセットアロケーション、現代ポートフォリオ理論の考え方、リバランス、リスク量に基づく資産配分という、資産運用の基本的な考え方を問う問題である。
正解の根拠
現代ポートフォリオ理論の一般的な考え方では、運用の成果に与える影響は、個別銘柄の選択や売買のタイミングよりも、資産クラスの配分比率(アセットアロケーション)の方が大きいとされている。肢2はこれを逆に述べているため、最も不適切である。よって、正解は肢2。
各肢の検討
肢1:適切。複数の資産クラスに配分してリスクを低減しつつ、安定したリターンを目指す。
肢2:不適切。成果への影響は、個別銘柄選択や売買タイミングよりも資産配分の方が大きい。
肢3:適切。値上がりした資産を売り、値下がりした資産を買って比率を戻すのがリバランスである。
肢4:適切。リスク量が同等になるよう配分する運用では、ボラティリティが上昇した資産を売却する方法がある。
一言まとめ
運用成果を左右するのは、銘柄選びや売買のタイミングよりも資産配分という点を押さえる。
一問一答各肢の正誤
○肢1アセットアロケーションは、さまざまなリスクを低減しつつ安定したリターンを目指すために、投資資金を複数の資産クラス(国内外の株式、債券、不動産等)に配分することである。
アセットアロケーションはリスクを低減しつつ安定したリターンを目指して、投資資金を複数の資産クラスに配分することであり、記述は正しい。
×肢2現代ポートフォリオ理論の一般的な考え方によれば、運用の成果に与える影響は、資産クラスの配分比率よりも個別銘柄の選択や売買のタイミング等の方が大きいとされている。
一般的な考え方では、運用の成果に与える影響は個別銘柄の選択や売買のタイミングよりも資産クラスの配分比率の方が大きいとされ、記述は逆である。
○肢3運用期間を通して定められた資産クラスの金額の配分比率を維持する方法の一つとして、値上がりした資産クラスを売却し、値下がりした資産クラスを購入するリバランスという方法がある。
値上がりした資産クラスを売却し、値下がりした資産クラスを購入して配分比率を維持する方法はリバランスであり、記述は正しい。
○肢4資産クラスの金額ではなくリスク量が同等になるように配分比率を決める運用においては、特定の資産クラスのボラティリティが上昇した場合、当該資産を売却する方法がある。
リスク量を同等にする運用では、ボラティリティが上昇した資産クラスは売却して配分を調整する方法があり、記述は正しい。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2019年1月 問28 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2018年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。