ライフプランニングと資金計画2020年4月1日時点の法令に基づく出題です
2020年9月 FP2級学科 問10
貸借対照表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1負債の部において、1年以内に返済しなければならないものは「流動負債」となる。
- 2「有形固定資産」には、土地、建物、機械設備などが含まれ、そのいずれも減価償却が行われる。
- 3資産の部の「流動資産」には、1年以内に資金化できる売掛金や受取手形、商品などが含まれる。
- 4純資産の部の「株主資本」には、資本金、資本剰余金、利益剰余金などが含まれる。
正解と解説AI解説
正解 肢2
本問の論点
貸借対照表の資産の部・負債の部・純資産の部の区分と、各項目に含まれる内容を問う問題です。とくに、有形固定資産のうち減価償却の対象となるものとならないものの区別が焦点になります。
正解の根拠
有形固定資産には土地、建物、機械設備などが含まれますが、減価償却を行うのは時の経過や使用によって価値が減る建物や機械設備などです。土地は使用や時間の経過で価値が減らないとされ、減価償却の対象になりません。「そのいずれも減価償却が行われる」とする記述は誤りです。よって、正解は肢2。
各肢の検討
肢1:1年以内に返済すべき負債は流動負債に区分され、記述は適切です。
肢2:土地は減価償却されないため、「いずれも」とする点が誤りで、不適切です。
肢3:1年以内に資金化できる売掛金・受取手形・商品は流動資産で、適切です。
肢4:株主資本は資本金・資本剰余金・利益剰余金などで構成され、適切です。
一言まとめ
「土地は減価償却しない」と覚え、「いずれも」「すべて」と言い切る記述には注意しましょう。
一問一答各肢の正誤
○肢1負債の部において、1年以内に返済しなければならないものは「流動負債」となる。
1年以内に返済しなければならない負債は流動負債に区分されるため、この記述は正しい。
×肢2「有形固定資産」には、土地、建物、機械設備などが含まれ、そのいずれも減価償却が行われる。
有形固定資産のうち土地は使用や時間の経過で価値が減らず減価償却されないため、「いずれも」とする点が誤り。
○肢3資産の部の「流動資産」には、1年以内に資金化できる売掛金や受取手形、商品などが含まれる。
1年以内に資金化できる売掛金・受取手形・商品などは流動資産に含まれるため、この記述は正しい。
○肢4純資産の部の「株主資本」には、資本金、資本剰余金、利益剰余金などが含まれる。
純資産の部の株主資本は資本金・資本剰余金・利益剰余金などで構成されるため、この記述は正しい。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2020年9月 問10 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2020年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。