金融資産運用2020年10月1日時点の法令に基づく出題です
2021年5月 FP2級学科 問21
景気動向指数に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1景気動向指数は、景気の現状把握および将来予測に資するために作成された指標であり、コンポジット・インデックス(CI)とディフュージョン・インデックス(DI)がある。
- 2景気動向指数に採用されている指標は、先行指数が11系列、一致指数が10系列、遅行指数が9系列の合計30系列となっている。
- 3コンポジット・インデックス(CI)は、採用系列の各月の値を3ヵ月前と比べた変化の方向を合成して作成した指数であり、景気拡張の動きの各経済部門への波及度合いの測定を主な目的としている。
- 4景気転換点の判定には、一致指数を構成する個別指標ごとに統計的手法を用いて山と谷を設定し、谷から山に向かう局面にある指標の割合を算出したヒストリカル・ディフュージョン・インデックス(DI)が用いられている。
正解と解説AI解説
正解 肢3
本問の論点
景気動向指数について、コンポジット・インデックス(CI)とディフュージョン・インデックス(DI)の性格の違い、採用系列数、景気転換点の判定方法を問う問題です。
正解の根拠
肢3の「採用系列の各月の値を3ヵ月前と比べた変化の方向を合成し、景気拡張の動きの波及度合いを測る」という説明は、DIの特徴です。CIは、採用系列の変化の大きさ(量感)を合成して景気変動の大きさや勢いを測る指数であり、記述は誤りです。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:適切。景気の現状把握と将来予測に資する指標で、CIとDIがあります。
肢2:適切。先行指数11系列、一致指数10系列、遅行指数9系列の合計30系列で、合計も一致しています。
肢3:不適切。上記のとおり、変化の方向と波及度合いを測るのはDIです。
肢4:適切。景気転換点の判定には、一致指数の個別指標ごとに山と谷を設定して算出するヒストリカルDIが用いられます。
一言まとめ
CIは「変化の大きさ(量感)」、DIは「変化の方向と波及度合い」と対にして覚えましょう。
一問一答各肢の正誤
○肢1景気動向指数は、景気の現状把握および将来予測に資するために作成された指標であり、コンポジット・インデックス(CI)とディフュージョン・インデックス(DI)がある。
景気動向指数は景気の現状把握や将来予測に資する指標で、コンポジット・インデックスとディフュージョン・インデックスの二種類がある。
○肢2景気動向指数に採用されている指標は、先行指数が11系列、一致指数が10系列、遅行指数が9系列の合計30系列となっている。
採用系列は先行指数が11系列、一致指数が10系列、遅行指数が9系列で、合計30系列となっており、合計も一致している。
×肢3コンポジット・インデックス(CI)は、採用系列の各月の値を3ヵ月前と比べた変化の方向を合成して作成した指数であり、景気拡張の動きの各経済部門への波及度合いの測定を主な目的としている。
各月の値を3ヵ月前と比べた変化の方向を合成し、波及度合いの測定を主な目的とするのはDIの説明で、CIは変化の大きさを測る指数である。
○肢4景気転換点の判定には、一致指数を構成する個別指標ごとに統計的手法を用いて山と谷を設定し、谷から山に向かう局面にある指標の割合を算出したヒストリカル・ディフュージョン・インデックス(DI)が用いられている。
景気転換点の判定には、一致指数の個別指標ごとに山と谷を設定して算出するヒストリカル・ディフュージョン・インデックスが用いられる。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2021年5月 問21 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2020年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。