金融資産運用2022年10月1日時点の法令に基づく出題です
2023年1月 FP2級学科 問27
下記<資料>に基づくファンドAとファンドBの過去5年間の運用パフォーマンスの比較評価に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。<資料>ファンドAとファンドBの過去5年間の運用パフォーマンスファンド名実績収益率の平均値実績収益率の標準偏差ファンドA3.2%1.0%ファンドB12.0%5.0%ファンドの運用パフォーマンスに係る評価指標の1つとして、シャープレシオがある。無リスク金利を全期間にわたり1.0%とし、<資料>の数値により、ファンドAのシャープレシオの値を算出すると(ア)となる。同様にファンドBのシャープレシオの値を算出したうえで、両ファンドの運用パフォーマンスを比較する場合、シャープレシオの比較においては、過去5年間は(イ)であったと判断される。

- 1(ア)2.2(イ)ファンドAとファンドBの運用効率は同等
- 2(ア)2.2(イ)ファンドAの方が効率的な運用
- 3(ア)3.2(イ)ファンドAとファンドBの運用効率は同等
- 4(ア)3.2(イ)ファンドAの方が効率的な運用
正解と解説AI解説
正解 肢1
本問の論点
シャープレシオの算出方法と、その値による運用効率の比較を問う問題である。シャープレシオは、超過収益率を標準偏差で割って求める。
正解の根拠
ファンドAの超過収益率は3.2%−1.0%=2.2%で、標準偏差1.0%で割るとシャープレシオは2.2となる。ファンドBの超過収益率は12.0%−1.0%=11.0%で、標準偏差5.0%で割るとシャープレシオは2.2となる。両者は等しく、運用効率は同等と判断される。よって、正解は肢1。
各肢の検討
肢1:(ア)2.2、(イ)同等はいずれも計算結果と一致し、適切。
肢2:ファンドBのシャープレシオも2.2でファンドAと等しく、ファンドAの方が効率的とはいえないため不適切。
肢3:3.2はファンドAの実績収益率の平均値そのもので、無リスク金利を差し引いていないため不適切。
肢4:(ア)(イ)ともに誤りで、不適切。
計算過程
シャープレシオ=(実績収益率の平均値−無リスク金利)÷実績収益率の標準偏差
ファンドA:(3.2%−1.0%)÷1.0%=2.2%÷1.0%=2.2
ファンドB:(12.0%−1.0%)÷5.0%=11.0%÷5.0%=2.2
一言まとめ
シャープレシオは標準偏差で測ったリスクに対する超過収益率の大きさを示し、値が大きいほど効率的な運用と評価される。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2023年1月 問27 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2022年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。