金融資産運用2023年10月1日時点の法令に基づく出題です
2024年1月 FP2級学科 問26
オプション取引の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1オプション取引において、コール・オプションは「権利行使価格で買う権利」であり、プット・オプションは「権利行使価格で売る権利」である。
- 2オプション取引のうち、満期日だけに権利行使ができるものはヨーロピアンタイプと呼ばれ、満期日までの権利行使期間中であればいつでも権利行使ができるものはアメリカンタイプと呼ばれる。
- 3コール・オプションおよびプット・オプションは、他の条件が同一であれば、いずれも満期までの期間が長いほど、プレミアム(オプション料)が高くなる。
- 4プット・オプションの売り手の最大利益は無限定であるが、コール・オプションの売り手の最大利益はプレミアム(オプション料)に限定される。
正解と解説AI解説
正解 肢4
本問の論点
オプション取引の基本的な仕組みとして、権利の内容、権利行使の時期による分類、プレミアムの決まり方、売り手と買い手の損益の特徴を問う問題である。
正解の根拠
オプションの売り手は、買い手からプレミアムを受け取る代わりに、買い手が権利を行使したときに応じる義務を負う。売り手の利益は受け取ったプレミアムが上限であり、これはコール・オプションでもプット・オプションでも同じである。肢4はプットの売り手の最大利益を無限定としている点が誤りである。よって、正解は肢4。
各肢の検討
肢1:適切。コールは買う権利、プットは売る権利である。
肢2:適切。満期日だけ行使できるのがヨーロピアンタイプ、期間中いつでも行使できるのがアメリカンタイプである。
肢3:適切。満期までの期間が長いほど、コール・プットともにプレミアムは高くなる。
肢4:不適切。売り手の最大利益は、コール・プットのいずれもプレミアムに限定される。
一言まとめ
買い手は損失がプレミアムに限定され、売り手は利益がプレミアムに限定される。損益が無限定になりうるのはコールの買い手の利益とコールの売り手の損失である。
一問一答各肢の正誤
○肢1オプション取引において、コール・オプションは「権利行使価格で買う権利」であり、プット・オプションは「権利行使価格で売る権利」である。
コール・オプションは権利行使価格で買う権利、プット・オプションは権利行使価格で売る権利であるため、記述は正しい。
○肢2オプション取引のうち、満期日だけに権利行使ができるものはヨーロピアンタイプと呼ばれ、満期日までの権利行使期間中であればいつでも権利行使ができるものはアメリカンタイプと呼ばれる。
満期日だけ権利行使できるものがヨーロピアンタイプ、権利行使期間中いつでも行使できるものがアメリカンタイプであり、記述は正しい。
○肢3コール・オプションおよびプット・オプションは、他の条件が同一であれば、いずれも満期までの期間が長いほど、プレミアム(オプション料)が高くなる。
満期までの期間が長いほど権利行使で利益を得られる可能性が高まるため、コール・プットともにプレミアムは高くなり、記述は正しい。
×肢4プット・オプションの売り手の最大利益は無限定であるが、コール・オプションの売り手の最大利益はプレミアム(オプション料)に限定される。
オプションの売り手の最大利益は、コール・プットのいずれもプレミアムに限定されるため、プットの売り手の最大利益を無限定とする点が誤り。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2024年1月 問26 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2023年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。