金融資産運用2024年10月1日時点の法令に基づく出題です
2025年1月 FP2級学科 問27
オプション取引の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1コール・オプションは「原資産を権利行使価格で売る権利」であり、プット・オプションは「原資産を権利行使価格で買う権利」である。
- 2権利行使期間中であればいつでも権利行使が可能なものをヨーロピアン・オプションといい、満期日(権利行使日)においてのみ権利行使が可能なものをアメリカン・オプションという。
- 3コール・オプションの買い手の最大利益とプット・オプションの買い手の最大利益は、いずれもプレミアム(オプション料)の額となる。
- 4コール・オプションおよびプット・オプションは、他の条件が同一であれば、いずれもボラティリティが上昇するほど、プレミアム(オプション料)は高くなる。
正解と解説AI解説
正解 肢4
本問の論点
オプション取引の基本として、コールとプットの権利の内容、アメリカン・オプションとヨーロピアン・オプションの違い、買い手の損益、プレミアムの決定要因を問う問題である。
正解の根拠
オプションのプレミアムは、ボラティリティ(原資産価格の変動率)が高いほど、権利行使によって利益を得られる可能性が高まるため高くなる。これはコール・オプションとプット・オプションのいずれにも当てはまる。よって、正解は肢4。
各肢の検討
肢1:コール・オプションは「買う権利」、プット・オプションは「売る権利」であり、逆になっているため不適切。
肢2:いつでも権利行使できるのがアメリカン・オプション、満期日のみ行使できるのがヨーロピアン・オプションであり、逆になっているため不適切。
肢3:プレミアムの額に限定されるのは買い手の最大損失であり、最大利益はコールの買いでは無限定、プットの買いでは権利行使価格からプレミアムを差し引いた額となるため不適切。
肢4:ボラティリティの上昇はコール・プットいずれのプレミアムも高くするため適切。
一言まとめ
オプションの買い手は「損失限定・利益大」、売り手は「利益限定・損失大」と、損益の非対称性で覚える。
一問一答各肢の正誤
×肢1コール・オプションは「原資産を権利行使価格で売る権利」であり、プット・オプションは「原資産を権利行使価格で買う権利」である。
コール・オプションは原資産を権利行使価格で「買う権利」、プット・オプションは「売る権利」であり、記述は逆になっている。
×肢2権利行使期間中であればいつでも権利行使が可能なものをヨーロピアン・オプションといい、満期日(権利行使日)においてのみ権利行使が可能なものをアメリカン・オプションという。
権利行使期間中いつでも行使できるのがアメリカン・オプション、満期日のみ行使できるのがヨーロピアン・オプションであり、記述は逆である。
×肢3コール・オプションの買い手の最大利益とプット・オプションの買い手の最大利益は、いずれもプレミアム(オプション料)の額となる。
オプションの買い手はプレミアムの額が最大損失となるのであり、最大利益はコールの買いでは無限定、プットの買いでも権利行使価格からプレミアムを引いた額となる。
○肢4コール・オプションおよびプット・オプションは、他の条件が同一であれば、いずれもボラティリティが上昇するほど、プレミアム(オプション料)は高くなる。
ボラティリティが上昇すると権利行使で利益を得る可能性が高まるため、コール・プットいずれもプレミアムは高くなる。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2025年1月 問27 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2024年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。