ライフプランニングと資金計画2017年10月1日時点の法令に基づく出題です
2018年1月 FP2級学科 問3
ファイナンシャル・プランナーがライフプランニングに当たって作成する一般的な各種の表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1個人の資産や負債の状況を表すバランスシートの作成において、株式等の金融資産や不動産の価額は、取得時点の価額ではなく作成時点の時価で計上する。
- 2ライフプランニング上の可処分所得は、年間の収入金額から所得税、住民税および生命保険料を差し引いた金額を使用する。
- 3キャッシュフロー表の作成において、収入および支出項目の変動率や金融資産の運用利率は、作成時点の見通しで設定する。
- 4ライフイベントごとの予算額は現在価値で見積もり、キャッシュフロー表の作成においてはその価額を将来価値で計上する。
正解と解説AI解説
正解 肢2
本問の論点
ライフプランニングで作成するバランスシートやキャッシュフロー表などの作成上の考え方を問う問題である。資産の評価方法、可処分所得の求め方、変動率の設定、現在価値と将来価値の扱いが論点になる。
正解の根拠
ライフプランニング上の可処分所得は、年間の収入金額から所得税、住民税および社会保険料を差し引いた金額である。生命保険料は差し引く対象ではなく、手取り収入から支出する項目として扱う。肢2は生命保険料を差し引くとしているため誤りである。よって、正解は肢2。
各肢の検討
肢1:適切。金融資産や不動産は、取得時点の価額ではなく作成時点の時価で計上する。
肢2:不適切。差し引くのは所得税、住民税および社会保険料であり、生命保険料は含まれない。
肢3:適切。収入や支出項目の変動率、金融資産の運用利率は、作成時点の見通しで設定する。
肢4:適切。ライフイベントの予算額は現在価値で見積もり、キャッシュフロー表には将来価値で計上する。
一言まとめ
可処分所得は収入から所得税・住民税・社会保険料を引いた額で、生命保険料は引かない。保険料は引いた後の手取りから払う支出と覚える。
一問一答各肢の正誤
○肢1個人の資産や負債の状況を表すバランスシートの作成において、株式等の金融資産や不動産の価額は、取得時点の価額ではなく作成時点の時価で計上する。
バランスシートでは、株式等の金融資産や不動産は取得時点の価額ではなく作成時点の時価で計上するので、記述は妥当である。
×肢2ライフプランニング上の可処分所得は、年間の収入金額から所得税、住民税および生命保険料を差し引いた金額を使用する。
可処分所得は年間の収入金額から所得税・住民税および社会保険料を差し引いたものであり、生命保険料を差し引くとする記述は誤りである。
○肢3キャッシュフロー表の作成において、収入および支出項目の変動率や金融資産の運用利率は、作成時点の見通しで設定する。
キャッシュフロー表の変動率や金融資産の運用利率は、作成時点の見通しで設定するので、記述は妥当である。
○肢4ライフイベントごとの予算額は現在価値で見積もり、キャッシュフロー表の作成においてはその価額を将来価値で計上する。
ライフイベントの予算額は現在価値で見積もり、キャッシュフロー表には将来価値で計上するので、記述は妥当である。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2018年1月 問3 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2017年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。