タックスプランニング2020年4月1日時点の法令に基づく出題です
2020年9月 FP2級学科 問40
一般的な損益計算書および貸借対照表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1損益計算書において、経常利益の額は、営業利益の額に営業外収益・営業外費用の額を加算・減算した額である。
- 2損益計算書において、営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。
- 3貸借対照表において、純資産の部の合計額がマイナスになることはない。
- 4貸借対照表において、資産の部の合計額と、負債の部および純資産の部の合計額は一致する。
正解と解説AI解説
正解 肢3
本問の論点
損益計算書と貸借対照表の基本的な構造を問う問題である。利益が段階的に算出される流れと、貸借対照表の資産・負債・純資産の関係、そして純資産の部の性質を押さえているかが問われる。
正解の根拠
貸借対照表の純資産の部は、資産の合計から負債の合計を差し引いた額にあたる。負債が資産を上回る債務超過の状態では、純資産の部の合計額はマイナスになる。したがって、純資産の部の合計額がマイナスになることはないという記述は誤りである。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:適切。経常利益は、営業利益に営業外収益を加算し、営業外費用を減算して求める。
肢2:適切。営業利益は、売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いて求める。
肢3:不適切。債務超過の場合、純資産の部の合計額はマイナスになる。
肢4:適切。資産の部の合計額は、負債の部と純資産の部の合計額と常に一致する。
一言まとめ
資産は負債と純資産の合計に等しく、負債が資産より大きければ純資産はマイナスになると覚える。
一問一答各肢の正誤
○肢1損益計算書において、経常利益の額は、営業利益の額に営業外収益・営業外費用の額を加算・減算した額である。
経常利益は、営業利益に営業外収益を加算し、営業外費用を減算して求めるため、記述は正しい。
○肢2損益計算書において、営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。
営業利益は、売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いて求めるため、記述は正しい。
×肢3貸借対照表において、純資産の部の合計額がマイナスになることはない。
負債が資産を上回る債務超過の状態では純資産の部の合計額はマイナスになるため、マイナスになることはないとする記述は誤りである。
○肢4貸借対照表において、資産の部の合計額と、負債の部および純資産の部の合計額は一致する。
資産の部の合計額は、負債の部と純資産の部の合計額と常に一致するため、記述は正しい。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2020年9月 問40 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2020年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。