ライフプランニングと資金計画2023年4月1日時点の法令に基づく出題です
2023年9月 FP2級学科 問2
ライフプランの作成の際に活用される各種係数に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1一定の利率で複利運用しながら一定期間経過後の元利合計額を試算する際、現在保有する資金の額に乗じる係数は、終価係数である。
- 2一定の利率で複利運用しながら一定期間、毎年一定金額を積み立てた場合の一定期間経過後の元利合計額を試算する際、毎年の積立額に乗じる係数は、年金終価係数である。
- 3一定の利率で複利運用しながら一定期間、毎年一定金額を受け取るために必要な元本を試算する際、毎年受け取りたい金額に乗じる係数は、資本回収係数である。
- 4一定の利率で複利運用しながら一定期間経過後に目標とする額を得るために必要な毎年の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、減債基金係数である。
正解と解説AI解説
正解 肢3
本問の論点
ライフプランの作成に用いる6つの係数(終価係数・現価係数・年金終価係数・減債基金係数・年金現価係数・資本回収係数)について、何に何を乗じて何を求めるかを正しく区別できるかを問う問題。
正解の根拠
一定期間、毎年一定金額を受け取るために必要な元本(現在の額)を求めるには、毎年受け取りたい金額に年金現価係数を乗じる。資本回収係数は、現在の元本に乗じて、その元本を複利運用しながら取り崩した場合に毎年受け取れる金額や、借入額に対する毎年の返済額を求める係数である。肢3は係数の取り違えである。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:適切。現在の資金額に終価係数を乗じると、一定期間経過後の元利合計額が求められる。
肢2:適切。毎年の積立額に年金終価係数を乗じると、一定期間経過後の元利合計額が求められる。
肢3:不適切。必要な元本を求めるのは年金現価係数であり、資本回収係数ではない。
肢4:適切。目標額に減債基金係数を乗じると、そのために必要な毎年の積立額が求められる。
一言まとめ
「受け取るための元本」は年金現価係数、「元本から受け取れる額」は資本回収係数と、求める対象で見分ける。
一問一答各肢の正誤
○肢1一定の利率で複利運用しながら一定期間経過後の元利合計額を試算する際、現在保有する資金の額に乗じる係数は、終価係数である。
現在保有する資金を一定の利率で複利運用した場合の一定期間経過後の元利合計額は、その資金の額に終価係数を乗じて求める。
○肢2一定の利率で複利運用しながら一定期間、毎年一定金額を積み立てた場合の一定期間経過後の元利合計額を試算する際、毎年の積立額に乗じる係数は、年金終価係数である。
毎年一定金額を積み立てて複利運用した場合の一定期間経過後の元利合計額は、毎年の積立額に年金終価係数を乗じて求める。
×肢3一定の利率で複利運用しながら一定期間、毎年一定金額を受け取るために必要な元本を試算する際、毎年受け取りたい金額に乗じる係数は、資本回収係数である。
毎年一定金額を受け取るために必要な元本は、毎年受け取りたい金額に年金現価係数を乗じて求める。資本回収係数は元本から毎年受け取れる金額を求める係数である。
○肢4一定の利率で複利運用しながら一定期間経過後に目標とする額を得るために必要な毎年の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、減債基金係数である。
一定期間経過後に目標額を得るために必要な毎年の積立額は、目標とする額に減債基金係数を乗じて求める。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2023年9月 問2 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2023年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。