リスク管理2023年4月1日時点の法令に基づく出題です
2023年9月 FP2級学科 問17
任意加入の自動車保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1被保険者が被保険自動車を運転中に、車庫入れを誘導していた運転者の同居の父親に誤って接触してケガをさせた場合、対人賠償保険の補償の対象となる。
- 2被保険者が被保険自動車を運転中に、対人事故を起こして法律上の損害賠償責任を負った場合、自動車損害賠償責任保険等によって補償される部分を除いた額が、対人賠償保険の補償の対象となる。
- 3被保険者が被保険自動車を運転中に、交通事故を起こして被保険者がケガをした場合、その損害額のうち、被保険者の過失割合に相当する部分についても人身傷害保険の補償の対象となる。
- 4被保険者が被保険自動車を運転中に、ハンドル操作を誤って飲食店に衝突して損害を与えた場合、店舗を修復する期間の休業損害は対物賠償保険の補償の対象となる。
正解と解説AI解説
正解 肢1
本問の論点
任意加入の自動車保険のうち、対人賠償保険・人身傷害保険・対物賠償保険の補償範囲を問う問題である。特に、対人賠償保険で補償されない被害者の範囲と、自賠責保険との関係が問われている。
正解の根拠
対人賠償保険では、被保険者の父母・配偶者・子が被害者となった場合は補償の対象外とされている。本肢の被害者は被保険自動車を運転していた被保険者の父親であり、同居していても補償の対象とならない。よって、正解は肢1。
各肢の検討
肢1:不適切。運転者の父親は対人賠償保険で補償されない被害者に当たるため、補償の対象とならない。
肢2:適切。対人賠償保険は、自賠責保険等で補償される部分を超える損害賠償額を補償する上乗せの保険である。
肢3:適切。人身傷害保険は、被保険者自身の過失割合にかかわらず、保険金額の範囲内で実際の損害額が補償される。
肢4:適切。対物賠償保険は、他人の財物に与えた直接の損害に加え、店舗の休業損害のような間接損害も補償の対象となる。
一言まとめ
対人賠償保険は被保険者の「父母・配偶者・子」が被害者だと補償されない。自分や家族のケガは人身傷害保険の守備範囲と押さえる。
一問一答各肢の正誤
×肢1被保険者が被保険自動車を運転中に、車庫入れを誘導していた運転者の同居の父親に誤って接触してケガをさせた場合、対人賠償保険の補償の対象となる。
対人賠償保険では被保険者の父母・配偶者・子が被害者の場合は補償の対象外であり、運転者の父親をケガさせた場合は補償されない。
○肢2被保険者が被保険自動車を運転中に、対人事故を起こして法律上の損害賠償責任を負った場合、自動車損害賠償責任保険等によって補償される部分を除いた額が、対人賠償保険の補償の対象となる。
対人賠償保険は、自賠責保険等で補償される部分を超える損害賠償額を補償する上乗せの保険である。
○肢3被保険者が被保険自動車を運転中に、交通事故を起こして被保険者がケガをした場合、その損害額のうち、被保険者の過失割合に相当する部分についても人身傷害保険の補償の対象となる。
人身傷害保険は、被保険者自身の過失割合にかかわらず、保険金額の範囲内で実際の損害額が補償される。
○肢4被保険者が被保険自動車を運転中に、ハンドル操作を誤って飲食店に衝突して損害を与えた場合、店舗を修復する期間の休業損害は対物賠償保険の補償の対象となる。
対物賠償保険は、他人の財物への直接の損害に加え、店舗の休業損害のような間接損害も補償の対象となる。
関連条文解説で引用
- 自賠法第11条第1項
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2023年9月 問17 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2023年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。