金融資産運用2023年10月1日時点の法令に基づく出題です
2024年5月 FP2級学科 問21
消費者物価指数に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1消費者物価指数のうち、「生鮮食品を除く総合指数」や「生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数」は、消費者物価の基調を把握するうえで有用である。
- 2国民年金や厚生年金保険の年金額は、物価変動率等に応じて毎年度改定を行う仕組みとされており、当該物価変動率には、消費者物価指数のうち、「総合指数」が用いられている。
- 3消費者物価指数のうち、「生鮮食品を除く総合指数」は、景気動向指数の一致系列に採用されている。
- 4消費者物価指数は、基準となる年の物価を100として算出されており、基準年は5年ごとに改定されている。
正解と解説AI解説
正解 肢3
本問の論点
消費者物価指数の種類と用途、景気動向指数との関係、基準年の扱いを問う問題である。特に、消費者物価指数が景気動向指数のどの系列に採用されているかがポイントである。
正解の根拠
消費者物価指数の「生鮮食品を除く総合指数」は、景気の動きに遅れて変化する指標であり、景気動向指数では一致系列ではなく遅行系列に採用されている。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:生鮮食品やエネルギーは天候や国際情勢で価格が大きく変動するため、これらを除いた指数は物価の基調把握に有用であり適切。
肢2:年金額の改定に用いる物価変動率は、年平均の全国消費者物価指数を基に算出され(国民年金法第27条の2第2項第1号)、総合指数が用いられており適切。
肢3:一致系列ではなく遅行系列であり不適切。
肢4:消費者物価指数は基準年の物価を100として算出され、基準年は5年ごとに改定されており適切。
一言まとめ
消費者物価指数は「遅行系列」、年金額の改定は「総合指数」と対で覚える。
一問一答各肢の正誤
○肢1消費者物価指数のうち、「生鮮食品を除く総合指数」や「生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数」は、消費者物価の基調を把握するうえで有用である。
天候等で価格が大きく変動する生鮮食品やエネルギーを除いた総合指数は、一時的な変動の影響を除いて消費者物価の基調を把握するのに有用である。
○肢2国民年金や厚生年金保険の年金額は、物価変動率等に応じて毎年度改定を行う仕組みとされており、当該物価変動率には、消費者物価指数のうち、「総合指数」が用いられている。
年金額の改定に用いる物価変動率は、総務省において作成する年平均の全国消費者物価指数の前年比を基に算出され、この指数には総合指数が用いられている。
×肢3消費者物価指数のうち、「生鮮食品を除く総合指数」は、景気動向指数の一致系列に採用されている。
消費者物価指数の「生鮮食品を除く総合指数」は、景気動向指数の一致系列ではなく遅行系列に採用されている。
○肢4消費者物価指数は、基準となる年の物価を100として算出されており、基準年は5年ごとに改定されている。
消費者物価指数は基準となる年の物価を100として算出され、基準年は5年ごとに改定されている。
関連条文解説で引用
- 国民年金法第27条の2第2項
- 国民年金法第27条の2第2項第1号
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2024年5月 問21 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2023年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。