金融資産運用2023年10月1日時点の法令に基づく出題です
2024年5月 FP2級学科 問29
下記<資料>に基づくファンドAとファンドBの過去5年間の運用パフォーマンスの比較評価に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句または数値の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。<資料>ファンドAとファンドBの過去5年間の運用パフォーマンスファンド名実績収益率実績収益率の標準偏差ファンドA4.0%1.5%ファンドB10.0%4.0%ファンドの運用パフォーマンスに係る評価指標の一つとして、シャープレシオがある。無リスク金利を全期間にわたり1.0%とし、<資料>の数値により、ファンドAのシャープレシオの値を算出すると、(ア)となる。同様にファンドBのシャープレシオの値を算出したうえで、両ファンドの運用パフォーマンスを比較すると、過去5年間は(イ)の方が効率的な運用であったと判断される。

- 1(ア)2.0(イ)ファンドA
- 2(ア)2.0(イ)ファンドB
- 3(ア)2.5(イ)ファンドA
- 4(ア)2.5(イ)ファンドB
正解と解説AI解説
正解 肢2
本問の論点
シャープレシオを用いたファンドの運用パフォーマンス評価を問う計算問題である。シャープレシオは、リスク(標準偏差)当たりの超過収益率を示す指標であり、値が大きいほど効率的な運用であったと判断される。
正解の根拠
シャープレシオ=(実績収益率−無リスク金利)÷実績収益率の標準偏差で求める。ファンドAは(4.0%−1.0%)÷1.5%=2.0、ファンドBは(10.0%−1.0%)÷4.0%=2.25となる。ファンドBの方が値が大きいため、ファンドBの方が効率的な運用であったと判断される。よって、正解は肢2。
各肢の検討
肢1:(ア)2.0は正しいが、(イ)はファンドBであり不適切。
肢2:(ア)2.0、(イ)ファンドBの組み合わせで適切。
肢3:(ア)2.5は計算結果の2.0と一致せず、(イ)も誤りで不適切。
肢4:(イ)ファンドBは正しいが、(ア)2.5は計算結果と一致せず不適切。
計算過程
ファンドAのシャープレシオ=(4.0%−1.0%)÷1.5%=3.0%÷1.5%=2.0。ファンドBのシャープレシオ=(10.0%−1.0%)÷4.0%=9.0%÷4.0%=2.25。2.25>2.0より、ファンドBの方が効率的。
一言まとめ
シャープレシオは「超過収益率÷標準偏差」。収益率の高さそのものではなく、リスク当たりの超過収益の大きさで比べる。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2024年5月 問29 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2023年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。